投稿日:2022-07-05 Tue
実家にみかんの木がある。隔年で果実の収穫量が違ってくるようで、去年はあまり多くの実がつかなかったので、今年は期待していると
案の定、たくさんの花が咲き、小さな実となった。
しかし、最近 風や雨が降ったわけでもないのに、毎日 沢山の実が
落ちているではないか。この猛暑が原因だろうか。
みかんが可愛そうに思えて何か対策が必要なのかと調べてみた
ところ意外なことがわかった。
6月頃、まだ若い果実が自然に落ちることでジューンドロップ
(June Drop)あるいは「生理落果」というそうだ。
実の出来過ぎなどにより樹木そのものが弱るのを防ぐための自衛
の現象でそのままにしておいて良いとのこと。
要するに、みかんの木が「こんなにたくさんの子供を育てると
私まで老いてしまうので、この子たちをネグレクトします」と
言っているらしい。全体の木の栄養状態などを考えて、自然に
実を落としているということだ。
自然の世界って、よく出来ていると改めて感心した出来事だった。

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