投稿日:2020-08-10 Mon
毎日、暑い日が続いている。こんな時に食べる「かき氷」は実に美味い!かき氷で思い出す青春のワンシーンがある。
大学2年の夏休み、グループ交際とやらで男女4人で千葉の海に
行ったことがある。かき氷を食べたいと女性陣の要求があり
海沿いの喫茶店に入った。
定番のメニューからなんちゃらフラッペまで色々とあった中
目をひいたのは「恋する二人に氷アベック」と書いてある
メニューだ。店員さんにどういうものか尋ねてみたらメルヘン
チックな器に7色のシロップがかかっていてきれいだと言う。
興味津々でそれぞれのカップルで注文することにした。
細長いハート型のガラスの皿にかき氷が入っていて、その上から
イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイ、黒蜜・・・などの
7種類のシロップがかけられている。
確かに見た目はカラフルで、南国ちっくである。
しかし、きれいなのは最初だけで、食べているうちに互いの色が
混じり合い「どどめ色」になっていくのだ。
絵の具を色々と混ぜていたら、灰色になってしまったという
経験をもっている方は多いと思うが、まさにそれだ。
恋するアベックは最初のうちはラブラブに盛り上がるが、
いずれ灰色になっていくことを暗示しているかのようだった。
あれから約40年、その時の彼女は今のカミさんだったりする。

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