投稿日:2020-07-26 Sun
その昔、家の電話が「黒電話」だった頃、よく混線をしたものだ。話している途中、その話し相手でない第三者の声が入ってくるのだ。
しかもその声は意外とはっきりしていて、互いに「あれ~、今
混線していますかねぇ~」などと呑気なことを言っていた時代だ。
「どうやら混線しているようなので、また掛け直します」といい
改めて掛けると直っているのだが、電話代は2倍かかっていたはずだ。
途中から入ってきたそいつが電話を切れば解決したように思うが
たいていは最初から通話していた方が切っていたように思う。
本当かどうかは定かではないが、混線した時に大声で
「話し中~!!」と叫ぶと回線が復旧するという噂もあった。
ケータイやスマホ(デジタル通話)になってから混線という現象は
極めて少なくなったと思うが、今でもあるのだろうか。
通話が知らない赤の他人に聞かれていたら気持ち悪いぜよ。
ちなみに、赤の他人の"赤"は「明らかな」という意味で他人を
強調するために用いられたらしい。
真っ赤なウソ、赤っ恥も同様にそれを強調する形容詞だそうだ。

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