投稿日:2005-01-07 Fri
新年があけて1週間たつが、「あけましておめでとう」の挨拶を毎日している。そろそろ飽きてきた・・・
ところで、この新年の『新』という字だが、
「新しい(あたらしい)」と読む一方、「新たに(あらたに)」
とも読む。なぜ“あたら”と“あらた”と言葉の順番が入れ替わ
るのか、あらた(←貴方といいたい)は、ご存知だろうか?
『新た(あらた)』は、「改める(あらためる)」からきた言葉で
『新』の字は、斧で木を切りそろえる形であり、切りそろえること
により新しい何かが現れることを表しているという。
ところが江戸時代に「あらたしい」という言葉が、粋な言葉遊びで
ひっくりかえり、「あたらしい」が流行するようになったらしい。
(言葉をひっくり返して使うのは、ギョーカイだけではなかったんだな)
そして『新しい』は、流行語となって長年使われ、なじみの言葉に
なったものなのだそうだ。そんなわけで、“あたら”と“あらた”の
2種類の使われ方があるんださ。
間違っている言葉でも長年、使われることによって正しくなっちゃう
例のひとつですな。ファミレス用語もそんなふうになってしまうのかな。
コーヒーのほう、いつお持ちしましょうか?
こちらの方、お下げしてよろしかったでしょうか
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