投稿日:2004-10-31 Sun
ハロウィンである。お花屋さんや、雑貨屋さん、おもちゃ屋さんなどの店先には
あの不思議な、かぼちゃのおばけが並んでいるのを見かけるが、
このイベントは少なくともオイラが子供の頃には日本にはなかった。
ホワイトディ同様に商売サイドに乗せられている感もあるが、
まっ、楽しむことにしよう。
ハロウィンの起源を調べてみたら、ぬぁんと約2000年前にさかのぼ
るといわれ、たくさんの文化や民族とかかわりをもちながら現代に
至ったため、いろんな説が存在しているが、その中でも有力といわ
れるお話を2つご紹介しよう。
その昔、古代ケルトでは、農作物の収穫が終わり、寒く暗い季節の
始まる日として11月1日が新年とされていました。ケルト人たちの
伝説では冬の間、太陽の神は死の王と暗黒の王子に人質にとられて
いて、死の王は新年の始まる前の日に死人や悪霊を呼ぶとも言われ
ていました。そのため人々は悪霊を退散させるために、焚き火を灯
して、周りで踊ったり、動物の皮で作ったコスチュームなどを着て
パレードをしたのです。
↑これがアイルランドに残るハロウィンの起源とされているようだ。
もうひとつは
ローマ・カトリック教会が紀元前835年に、11月1日をあらゆる聖人
を記念するキリスト教の祝日「オールセインツデー(万聖節)」と
定めたことが由来とも言われています。このオールセインツデーは、
ハロウマス、オールハロウズとも呼ばれ、その前日である10月31日の
ことを、オールハロウズイブと言うようになりそれが次第になまって
ハロウィンと呼ばれるようになったとの説もあります。
やがて19世紀になり、アイルランド移民によってこのお祭りがアメリカ
に伝わるとかぼちゃのランプ、不気味な飾りや仮装、どんちゃん騒ぎ、
いたずらなどのイベント的な要素がすっかり名物となり、いつしかクリ
スマスの次に大きなお祭りに発展していったということらしい。
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