投稿日:2004-10-28 Thu
先週のトリビアネタだが、ホットミルクにできる膜の名前を『ラムスデン現象』と言うそうだ。そんな名前がついていたこと自体に「へぇ~へぇ~」。
牛乳の膜でいいじぁん。
トリビアでは、意外なものの名称がしばしば登場するが、こういうネタは、
はすぴー的に好きだったりする。
そこで、ちょっとオイラの知識をご紹介しよう。
「針の糸を通す穴の名称は?」
「ラーメンのどんぶりに描いてある模様の名称は?」
「耳かきの上についてある白い綿みたいなやつの名称は?」
私たちは日常、ほとんど無数といっていいほどの品物に囲まれて暮らして
いるのに、その一つひとつの呼び名は、意外に知らないものである。
ちなみに答えは順に
「針孔(めど)」「雷文(らいもん)」「梵天(ぼんてん)」である。
ところで背広の左のエリの折り返しの上に、糸でかがった小さな切り込
みは何なのか知っているでしょうか。何のためにあり、何と呼んだらい
いのか知っているでしょうか。たいていの人は会社のバッチ(社章)を
つけるための「穴」だと思っているのではないでしょうか。
もともと背広はヨーロッパが原産地であるが、欧米人には社章をつけ
る習慣はないし、穴のように見えるが、実際には穴があいていることは
少なく、キリとかナイフで改めて穴をこしらえた人も多いはず。
この意味不明なものは何者なのであろうか!
答えは「ボタンの穴の名残」で「buttonhole」と言うそうだ。背広は今
では胸元がV字に広がっているが、昔は首のところまでボタンを締める
方式だった。(今でも中国のエライさんたちは着ている)暑いときなど
は一番上のボタンを外して首の下の部分を大きく折り返してエリにし
たらしい。その後、折り返しの部分がエリとなってもボタンの穴の跡
がそのまま残ったらしい。すなわち一番上のボタンの穴の名残があの切
り込みの正体というわけだ。ちょうど人間にサル時代のしっぽは消え
ても、尾てい骨が残っているようなものだな。(←うまい例えだ)
毎日、身につけている背広の切り込みが良い例ではあるが、身近なもの
について、「これは一体何なのだろう」という疑問に思うことが大人に
なるにしたがって薄れてきてしまうもんだ。子供たちは実によく観察し
ているし、なにごとにも素直に感動し、率直に疑問をぶつけてくる。
子供ならだれでも持っているはずの、みずみずしい感受性を大切にした
いと思う。
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