投稿日:2004-11-04 Thu
苗字(みょうじ)で「一」と書いて「にのまえ」さんと読む。「一」は「二の前」だから、そう読むらしい。世の中には色々と
珍しい苗字があるもんだ。
日本にはおよそ30万あるといわれる苗字のうち、29万あまり
集めた「日本苗字大辞典」という本がある。高校で国語を教えて
いた丹羽基二さんという方が30年かけて、全国の電話帳などを
参考にして完成させた本というが、まさに「ライフワーク」だ。
何事もここまでやるとすごい。
同じ読み方の苗字でも、違った表記をする場合もある。例えば
「すずき」の項を見ると、一般的な「鈴木」のほかにも「進木」
や「雪」など、全部で57通りもあるらしい。訓読みの苗字は、
日本に古くからある言葉に、中国から入ってきた漢字を当てた
ものだから、色々な「すずき」さんがいても不思議ではないと
いうことだ。
以下、「日本苗字大辞典」の中から「こりゃ、読めないだろう」と
思われる苗字をピックアップしてみた。
① 汗 (ふざかし)
② 薬袋 (みない)
③ 水流 (つる)
④ 七五三(しめ)
⑤ 乙 (きのと)
⑥ 歌枕 (かつらぎ)
⑦ 五十土(いかづち)
⑧ 四十物(あいもの)
⑨ 大豆生田 (おおまめうだ、ましえだ、まめぶた)
⑩ 笛吹 (うすい)
⑪ 派巣火゜(はすぴ) ←これはウソぴょーん
ちなみにこの本の値段は☆全3編/B5判6,300余頁で定価346,500円。
どういう人が購入するんだろうか?
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