投稿日:2018-08-01 Wed
昨年に続き、二度目の富士登山。
前回は山小屋でほとんど眠ることができなかったので、体力がなく
お鉢巡りを断念した。すなわち3776m地点の「剣ヶ峰」に登頂する
ことができなかったことが悔やまれ、今年はそのリベンジという
わけだ。
新宿バスタを8時に出発、10時半に富士吉田五合目到着。高山病に
ならぬよう1時間ほど休憩し、11時半にスタート。
昨年と同じルートなので、きつい場所は概ね頭に入っている。
今回はちょうど3000mに位置する「東洋館」という山小屋に宿泊。
ここはセパレートタイプの半個室になっていて、ゆったり寝れる
のが魅力だ。Wi-Fiに繋がり、各ベットには電源コンセントもあり
スマホが充電できるのもいい。ビールサーバーはここより上の
山小屋にはないとのことで、日本一高い場所にある生ビールとのこと。
夕飯を食べ、デッキで夕日を眺めながらのんびりする。これが
山小屋での贅沢なひととき。そうこうしているうちに外界で花火
の音がしてきた。山中湖の花火大会のようだ。普段なら見上げる
花火を見下ろすというのは珍しい。
早朝、4時に起きて山小屋からご来光を拝める。幸運にも昨年より
きれいに見ることができた。皆が健康で幸せでありますように
手を合せる。
5時半登山開始。ここから山頂まで三時間半、とりわけ九合目からが
きつい。一歩一歩踏みしめながらようやく久須志神社(3715m)に
到着。小休憩を取り、いよいよお鉢巡りして剣ヶ峰を目指す。
噴火口はここまで来た人でないと見ることができない壮大な姿だ。
途中に山頂郵便局があり自宅宛に投函。この郵便局からのスタンプ
が実に貴重なものになるだろう。
剣ヶ峰手前の上り坂がこれまたきつい。今回の登山の中で最も
タフだったと思う。そして念願の日本最高地点3776mの剣ヶ峰に
登頂。ここより高い場所はないと思うと達成感がこみ上げてくる。
自己満足だろうが山を愛する日本人として、やはりこの場所は
特別だ。
ランチ休憩し、12時半に下山開始。下りは単調でとにかく長い。
変わり映えのない景色と歩きづらい砂れきが続く。
五合目に戻ったのは16時少し前。高速バスに飛び乗り新宿着
18:45。とても疲れたが人生の良い思い出になると思う。


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