投稿日:2013-09-12 Thu
『プロスペクト理論』をご存知だろうか。人間の脳は実は冷静な、公平な判断ができていないらしい。
たとえば、、、
★人は何かを得る時よりも、失う時の方が強く反応する
これは説明は不要だろう。100万円儲かるときの満足よりも、
100万円損したときの不満のほうが、感情として大きいということだ。
★負の選択をするときにはリスクを追求し、正の選択をするときにはリスクを回避する
これについて面白い実験結果が出ている。
Q1.どちらを選びますか?
[1] 確実に8万円をもらえる
[2] 85%の確率で10万円をもらえるが、15%の確率でもらえない。
Q2.どちらを選びますか?
[1] 確実に8万円を失う
[2] 85%の確率で10万円を失うが、15%の確率で0円になる。
Q1では1を選ぶ人が多く、Q2では2を選ぶ人が多いのだそうだ。
つまり、ちょっとでもいいから利益は確定させ、損失は減らせるなら
わずかな可能性でも頼りにするということ。
同じ額が動くのに、プラスになるかマイナスになるかで行動が変わってくる。
高確率で利益を伸ばせる場面で、安定に入る。
ほとんど見込みがないのに、借金を消せる逆転サヨナラホームランにかける。
こうした機会損失や危機は人生において意外と多くあるような気がする。

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