投稿日:2020-02-14 Fri
百田尚樹の『夏の騎士』を一気に読んだ。舞台は昭和最後の夏、3人の小学6年生の冒険と小さな恋の物語。
主人公が31年前の出来事をきっかけに"人生で最も大切なもの。
それは、勇気"と結んでいる。エピローグでの締め方も百田尚樹らしく
百田版「スタンド・バイ・ミー」といったところ。
中学生に読んでもらいたい作品だ。

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投稿日:2019-07-26 Fri
柚月裕子の小説『慈雨』をいっきに読んだ。元警察官が真実を追うミステリー。全体的には面白かったが
ミニバンを大型トラックの中に隠して逃げるトリックは
あまりにもチープ。その昔、ルパン三世でも同じトリックが
あった。しかしチープだけに現実味があったかも。。。
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【あらすじ】
警察官を定年退職した神場智則は、妻の香代子とお遍路の旅に出た。
42年の警察官人生を振り返る旅の途中で、神場は幼女殺害事件の発生
を知り、動揺する。16年前、自らも捜査に加わり、犯人逮捕に至った
事件に酷似していたのだ。
神場の心に深い傷と悔恨を残した、あの事件に―。
元警察官が真実を追う、慟哭のミステリー

投稿日:2018-12-11 Tue
直木賞作家の「朱川 湊人」さんは俺と同じ高校を卒業し地元・足立区を愛する人物だ。
彼の作品にも足立区のことが描かれており区民としては
少し嬉しかったりする。
投稿日:2017-07-27 Thu
昭和レトロエッセイ『まだある。』シリーズの著者・初見健一氏の最新刊は『昭和こども図書館』。
今なお読み継がれる定番の絵本や教科書掲載作品、夏休みの課題図書、
怪奇系作品など100点を超える懐かしの児童書を一挙に掲載。
『ぐりとぐら』『からすのパンやさん』などの名作絵本から、
教科書掲載のトラウマ童話『モチモチの木』、漱石の『三四郎』、
『草枕』そして『恐怖の心霊写真集』『ノストラダムスの大予言』
などオカルト本まで多彩のようだ。
たぶん購入することはないが、ちょっと気になるタイトルなのでチェック。

投稿日:2017-07-07 Fri
最近、本を購入することはなくなった。もっぱら図書館から借りて読むことにしている。てなわけで人気作品は予約して
から時間がかかる。今回、読んだ「海の見える理髪店」も
そのひとつで2016年直木賞受賞作ということもあり予約して
から半年近く待った。
6つの短編から構成されているが、すべて読みやすい。
全体的に"近しい人との別れ"がテーマで、切なさが良い。
どれも最後にうるっときて心に染み入ってくるような味わい
がある内容だ。

投稿日:2017-06-28 Wed
本日、『学年誌ウルトラ伝説』なるものが小学館から発売された。学年別学習雑誌で見る「昭和ウルトラマン」のクロニクルだ。
オールカラーの266ページ、組み立て式の付録も付いているようだ。
税込価格3,564円は少々、お高いが我々の世代のおっさんには興味深い。
「ウルトラマン」「ウルトラセブン」と立て続けに放送開始50周年
を迎え、ますます評価が高まる《昭和ウルトラ》の興奮を蘇らせて欲しい。

投稿日:2016-12-15 Thu
直木賞作家の朱川湊人さんは俺と同じ高校で5年後輩にあたる。足立区出身で作品の中でも足立区の風景が出て来る。
名前の朱川は「朝焼けの荒川」、湊は「川っぷち」を意味して
いるとのこと。
昭和30から40年代の下町を舞台とする「ノスタルジックホラー」
には定評がある。
いくつかの作品は読んでみたが、今回の「かたみ歌」は連作短編集
でどれも心温まる内容だ。
昭和30~40年代、都電の沿線にある下町が物語の舞台。
あの世と繋がっているという噂のある『覚智寺』の近くで起こる
不思議な出来事、生と死にまつわるちょっと不思議な物語。

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